第5章 ♑愛されたがりの愛し方(黒尾鉄朗)クロの日 完結
「ん?気になるんですかァ?
教えよっか?教えて欲しいか?
俺とアイツの秘密」
ニヤニヤ笑いながら
「その前に…
可愛い拗ね顔を…」
姫凪を一瞬離して
クルリと向き直らせ
可愛く尖らせてるであろう
唇にキスをしようとしたら
『自惚れなや?
なんで妬かなアカンのよ
勝手に夜這いされたらエエやん
慰めたり?
いつも家来てて勝手に
部屋入らせる仲なんやろ?』
パチンと頬が叩かれた
別に姫凪の小さい手で
叩かれたって痛くねぇのに
凄くヒリヒリする。