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*妖怪松*【おそ松さん】
第1章 今まで…
でも、せめて、家族には止めてもらいたかった。
行かないで!と。
まだここにいて!と。
止めて欲しかったのに……。
心にまたヒビが入っていくのがわかる。
そんなことを考えながら
綺麗な着物を着て山奥に入る馬車に乗る。
これじゃ…もう貴族の気分だな。
と思いながら。
「ついたぞ」と言う声に反応し
窓から外を見るともう山の中だ。
日が落ち掛けで景色が真っ赤に
染まっていた。
いろいろ考えているうちに、
ついたようだ。
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