第3章 その日の夜は…?
辛い時はあの場所に言っては
話しをしていた。
だが、両親が外出を禁止し、
思い出すと辛くなるので、
頭の隅っこに閉じ込めていた。
迷っていたことは本当なので
涙目で
『うん』
と言う。
「あの時の約束を覚える?」
『…えっ?!あの人っておそ松?!』
「うん。あの時お前に惚れたんだ。
お前の頑張りは誰より知ってる。
お前が人に愛されなかった分以上に
俺が愛してやる。
だから安心して甘えていいんだぜ?
もう我慢もなくていい。
だからさ、生よきうよ
俺だけのために……な?」
『うぅ…』
その場で泣き崩れる私。
初めて嬉しいと思った。
初めて誰かを好きになった。
私はおそ松の腕に抱きつかれ、
そのまま顔を手でおおいながら
うずくまる。
大きな手が私の頭を優しく撫でる。
しばらく泣いていたがいつの間にか寝てしまった。