第7章 *優しいとこも好きだけど【菅原孝支】
「…シホ、挿れてもいい?」
「…いいよ、スガが欲しいの」
「…っ!?おま、そんな言葉いつ覚えたんだよ…」
「澤村に、スガに襲われたらこう言えって言われたの」
にこっと楽しそうに笑ってるのがタチ悪い。
大地、あのやろっ。シホになんてこと言ってんだよ…っ!
でもちょっとナイス…なんて思ったりして。
「…途中で止めれないかもしんないからな」
「余裕なさそうだもんね、孝支かーわい」
彼女は俺の首に手を回して、ちゅっと口付ける。
可愛いのはお前だよ、ばーか。
ぎゅっと彼女のことを抱きしめれば、
「孝支大好き」なんて耳元で言ってくるからもう耐えられる気がしない。
理性なんて一瞬で吹っ飛びそうなところをギリギリ耐えてるようなもんだ。
「…俺もう、これからお母さんやめようかな」
「…え、それどういう意味」
おわり