第6章 ♢キスしてそれからは【木葉秋紀】
○おまけ
…最近前田が可愛くなった気がしていた。
友達なのにこんな事思うなんて、俺どうかしちゃったんだろうか。
ていうか前田みたいな奴を可愛いとか。
俺のタイプってこんな感じじゃないよな。
そんな悩みを抱えて臨んだ合宿。
最終日になって偶然前田と2人になってキスをしてしまうなんて。
…完全に欲に負けた感じ。
その瞬間分かった、俺前田のこと好きになってたって。
なんであいつのことなんて!?
何度もそう思ったけど、やっぱり自分の感情からは逃げられない。
でもいくらなんでもキスしてしまうのはおかしいと自己嫌悪して、前田と話せなくなってしまったのは辛かった。
まさか告白されるとは。
あ〜っ!こんなことなら告白先にするんだった〜っ!!!
…まぁ、付き合えたからいいけどね、もう。
あ、後で木兎のことシメなきゃな。
おわり