第1章 *とっくに普通以上だったよ【国見英】
「前田、ニヤニヤ気持ち悪…っ!」
気付いたらドアップの前田の顔。
いつも間にか前田に抱きつかれてて、キスをされた。
「ふふ、もっと英問い詰めてたくさん教えてもらわなきゃ」
あーもう、その顔ズルいって。
そうやってイタズラそうに笑うから、俺がどんどんお前のこと好きになるんじゃん。
とか、死んでも言わないけど。
「そんなこと言ってると、いつでも襲うからね」
「ぜんっぜん無気力じゃないね!本当に!!」
前田のことに関しては、いつだって全力出してるよ。
好きで好きで仕方ないんだから。
おわり