第10章 *嫉妬と無自覚【角名倫太郎】
プツン、と何かが俺の中で切れた気がした。
「!?!?ま、まって角名、なんか固くなって…!?」
「…ごーめん、ちょっと今日は優しく出来なさそうだわ」
「今も十分優しくなっ…い!?!?」
下の服を脱がすことなく、下着の隙間から手を突っ込みぐっと指を押し込むと、声にならない声を彼女はあげた。
奥まで指を入れぐいっと押すとガクガクと腰が動く。
「角名っ、ねっ、んんんっ!!!」
「名前で呼んで、さっき呼んだみたいに」
「あっ、んっ!り、りんたろっ!!!〜っ!!!!」
さらにぐっと指に力を入れれば、ビクビクっと体を震わせ力が抜けたように伸びていた背筋が緩み、俺にもたれかかってくる。
「あーあ、もうイッた?」
「〜っ、今日の倫太郎、なんかいつもと違う…っ」
「ね、俺もそう思う。
ああ、まだ終わってないから。頑張って?」
フッとシホに笑いかけると、ひぃと声を漏らし肩が上がるが、逃すものかと背中に手を回し、いつもより大きくなった自身のソレを勢いよく挿れた。
「〜っ!?!?!?」
「今日はまだ、終わらせないからね、シホ」
おわり