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夏の風

第6章 約束


その日くるみが俺にくれた言葉は

怯えて小さく縮んでしまっていた心を

解放してくれて…



きっと何があっても

大丈夫や…



そう俺に思わせてくれた



だから


ツアー最後の3日間

大阪に行く前の日


くるみに会いに行った時



「頑張ってくるから

帰ってきたらあの時のプロポーズの返事も

逃げずにちゃんと聴かせて?」




そう言って笑うことが

出来たんや…



そんな俺にくるみは



「いいよ(笑)」



なんてけらけらと笑うと




「おくらちゃん…………?」



そう俺の名前を呼んで

俺のほっぺたを両手で挟み

ゆっくりとキスをした…




優しくて…

温かくて…



はじめてキスをした時のように

ドキドキして…



なぜだか

胸がぎゅっと締め付けられる



そんな不思議なキスやった……
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