第5章 好きのさきにあるものは…?
くるみのお腹も大分大きく丸く
なってきた頃
またくるみは体の不調を訴え
入院をした…
「もう入院はあきたよ…(涙)
家に帰りたいよ…おくらちゃん(涙)
そうだ…今から病院抜け出して
どっかで美味しいもの食べようよ(笑)」
なんて入院生活二日目にして
泣き言をいい現実逃避を始める…(笑)
だから必死に
「あかん!!
今はくるみだけの体ちゃうんやから…
そらちゃんもママ我慢して!
って言うてるわ(笑)」
そう言ってなだめてたら
「もう…おくらちゃんは
何かって言うとそらちゃんそらちゃんて…
絶対私よりそらちゃんの方が
好きだよね?」
なんて怒りながらくるみは
ぷっくりと頬を膨らませる(笑)
そんな可愛く膨らんだ
くるみのほっぺたを
両手で潰しながら
「はいはい拗ねたらあかんて(笑)
ほらもうすぐみっちゃん来る時間やろ?」
そんなことをやってたら
"コンコン"
と扉をノックする音がして
病室の扉が開く…
「くるみちゃんお待たせ(笑)」
そう言って明るく入ってきたのは
くるみお気に入りの
主治医のみっちゃんで
その声を聞くだけで
さっきまで膨らんでたくるみのほっぺたは
ぺしゃりとしぼみ
にっこりと笑顔になってしまうんや…(笑)