第3章 Blood Rose Princess
ある王国にローズというお姫様がいました
銀色の髪に真っ赤な薔薇のような瞳を持つ美しいお姫様でした
ローズ姫は民からとてもとても愛されていました
ですが、たった一人だけローズ姫を嫌う者がいました
それは姉のダリア姫です
ローズ姫が誰よりも愛されていることに嫉妬して、何度も何度もローズ姫に嫌がらせをしました
ですが、ローズ姫は気にした様子もありません
その様子が逆にダリア姫の怒りを強くさせていました
やがて時が経つと二人の父親である国王が病に倒れてしまいました
次にこの国の女王になるのは姉であるダリア姫
ですが国民は皆ローズ姫がいいと言うのです
そして国王の決断は、ローズ姫を女王にすることでした
ダリア姫はそれはそれはお怒りになりました
何故自分ではないのか
いつもいつも妹のローズ姫に何もかも奪われてしまう
ローズ姫が生まれる前は自分が全てだったのに
国王が亡くなり、ローズ姫が女王になりました
今まであんなに嫌がらせをしてきた姉のダリア姫を、思いどんな願いも聞いてあげました
ダリア姫は遠慮などせずにいろんなことをさせたのです
ローズ姫が死んでしまえば次の女王は私
ダリア姫は密かにローズ姫を殺そうと計画をしました
ですが、ローズ姫は隣の国の王子様と結婚し、女の子を産みました
跡継ぎが生まれてしまったのです
ダリア姫は焦りました
まずは娘から殺さなくてはなりません
ローズ姫は娘をリリィ姫と名付けました
リリィ姫はそれはそれは愛らしく、ローズ姫と同じように皆に愛されていきました
ですが、ある日の朝
リリィ姫は冷たくなっていました
リリィ姫の食べた物に毒が入っていたのです
ローズ姫はとても悲しくなりました
ですが、ローズ姫のお腹には新たな命が芽吹いていました
悲しみを乗り越え、今度は男の子を産みました
ダリア姫はまた焦りました
リリィ姫を殺したというのにまた新たな邪魔が生まれたのです
ローズ姫は男の子をストームと名付けました
ですが…
同じようにストーム王子は殺されてしまいました
一体誰がこんなことをするのでしょう