第3章 新たな出会い
信長「ほう。やはり、帰ってきたか。」
三成「こんなに汗をかいて…」
手ぬぐいで、額の汗を拭いてくれた三成さん。
前を見ると、そこには城が、そびえ立っていた。
「ははは…間に合ってよかったです!それにしても大きくて立派なお城ですね…」
信長「ふん。当たり前だ。俺が建てた城だからな」ドャ
三成「ふふふ、そうですね」
信長「、ここまでご苦労だった。そろそろ迎えが来る。家康に手当をしてもらえ。」
そういうと、目の前の門がギィィと音を立てて開かれる。
政宗「信長様、ご無事に戻られましたか!」
家康「お疲れ様です。」
信長「あぁ、来たところ悪いが秀吉が発情期を迎えた。
今は気を失っている閨まで連れて行け。それとは、俺の命の恩人だ。怪我をしている、手当を家康頼む。」
政宗「はっ」
家康「はい」
政宗「と言うのか?ここまでご苦労だったな!礼を言わせてもらうぞ。」
家康「ついてきて。」
「は、はい!」
政宗「それにしてもお前凄いな。」
首を傾げる。
何が凄いのか分からないからだ。
政宗「秀吉をここまで運んてきたんだろ?」
「あぁ、俺、体力には自信があるので!」
政宗「そうじゃなくてよ、…………お前アルファだろ?」
家康「は!?」
「あ、はい。そうです!何故わかったんですか?」
政宗「何故って、ほらここ。印が出てるだろ?」
政宗さんにうなじの所を指さされ、自分で確認して見ると確かにそこには、ハートのようなマークが浮き出ていた。
「あ、ホントだ。」
家康「何で!ここにアルファが!」
政宗「なんでって、信長様の命の恩人で秀吉を助けてくれたからだろう?」
家康「そうじゃなくて!」
家康さんは何か怒っているようだった。
同時にキッと俺を睨みつける。
政宗さんは何かを察したかのように
政宗「こいつは他のアルファと違うのが分かるだろう?発情期の秀吉を運んできたんだぞ?」
家康「でも!」
政宗「とにかく家康は怪我の手当をしてくれ。俺は秀吉の抑制剤を持ってくる。」
そう言って部屋から出ていった。