第5章 ハラハラ、ドキドキ
信長「のっ!赤ちゃん…がっほし」
と、言って自分の足を俺の腰にガシっと絡みつける。
「っっばかっ離せ!」
律動を辞めようとしても、腰はまだ動きっぱなしで…
信長「はやくっ!んっ!」
「くっ……出るっ!」
………ついに信長さんの中にぶちまけてしまった。
きゅうきゅうと、俺の男根を締め付けて子孫を残そうと精子を搾り取る。
てか、赤ちゃんほしいって……アルファの心をくすぐるようなことを……。
俺は、発情期のオメガを舐めたらいけないと再び思った。
お互いに息が荒くなっており、ツプッと男根を抜く。
それと同時に、クタッと俺の方にもたれ掛かり、気を失ってしまった信長さん。
「はぁ、はぁ……あー…やっちまった。」
周りを見ると、信長さんが出した白濁の液まみれ。
脱いだ寝巻や、物が散乱していて……思わず身震いをしてしまった。
とりあえず、周りを綺麗に整頓し、布団の上に寝かせた信長さんの、中にぶちまけてしまった俺の精子を掻き出す。
気を失っているが、中に指を入れられてピクピクと反応している信長さん。
掻き出すたび、出てくる精子に
「信長さん、明日起きたらなんて言うんだろうな……」
と不安に思う自分がいた。
もしかして城を追い出されちゃったりして…
「会ってまだ1日しかたっていないのに、やってしまった。」
という罪悪感とともに、
「あのままずっとヤッていたらどうなっていたのか。信長さんにピルを飲ませてなかったら、子供ができたのか。子供ができたら、どうするのか。」
など、どんどん心配になってきた。
「うーん……暗くてよく見えないなぁ…」
中に出したのはいいものの、いや。良くないけれど。
月の光だけの部屋の明かりだけでは、
奥に入ってしまった精子を指だけで掻き出すのは、難しかった。
「明日信長さんが起きたら、風呂にでも一緒入って掻き出すか……」
自分のTシャツを破り、手ぬぐいの用にして掻き出した精子の下に引いたり、周りを拭いたり…
寝巻も精子だらけになっていた為、一度全部脱がし裸の状態で布団に寝かし、俺が腕枕をして、一旦隣で寝ることにした。