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Redline【気象系BL】

第10章 鉛色の空〈M→S〉


~J.




次の日、頑張って早起きをしたら、迎えにきた
マネージャーが驚きの顔でみてきた
「寝れなかったんですか、?」
「いや、寝れたよ、ちょっとね早起きできただけ」
車に乗り込みながら言えば、それ以上の捜索は
してこなく、緩やかに車を発信させた
「今日は一日なので、無理はしないで下さいね」
「ん、わかった」
マネージャーとはそれきり会話はなく、気づけば
目的地に到着した。
空を見上げて見れば、薄い雲が這っていた

用意された楽屋を確認し一応、ノックする
すぐに、返事が返ってきたので開ければ、
翔さんが、新聞を読んでいた
「ん、今日は早いね、どうかしたの、?」
「いや、起きれただけ、さっきマネージャーにも
言われた」
そう笑って荷物を置けば
「珍しいもんね、こんな早いなんて」
翔さんも、笑い返してくれた
ほら、俺の気持ちを伝えなくても、いい関係で、
居られるんだ、
ただちょっと、俺が貪欲なだけ、
携帯を見つめながら、自己嫌悪に浸ると同時に、
なんとも言えない静寂が楽屋にながれる

前はもっと近い距離に居たのに、いつからこんな
遠くなったのだろう
いや、原因は俺なんだ。遠ざけたのも俺
唇を噛む力がこもった気がする
多分それ程長い時間ではないが、俺にとっては
すごく長い様に感じた
ノックもせずおはよー!と入ってきた相葉くん
に、少し安堵のため息が漏れた
「うっわ、すげぇ空気、」
俺と翔さんを交互に見て一言、呟いた
「雅紀、どう言う意味それ、」
それに、瞬時に食いつく翔さん。相葉くんは当然
の様に翔さんの隣に座り
「いや〜、そのまんま、すげぇ空気」
何て笑う。
相葉くんは凄いと思う。俺が入り込めない
所まですいすい入っていく。

羨ましいなぁ、何て見てたら、入り口付近で
笑い声がした
「、ニノ?どうしたの」
聞けば、まだ笑いながら俺の隣に座り
「潤くんみすぎ、」
とだけ言った
俺そんな、見てたのか、




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