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Redline【気象系BL】

第1章 呼び方〈O×S〉


~O.



で。いよいよメンバー皆での収録の日が
きたんだけどね、やっぱ、俺が来るの一番
最後だった。
「…はよ〜、」
まだ覚醒しきってない頭のままドアをくぐれば
誰よりも早くおはようとこちらに駆け寄ってくる
しょーくん。

久しぶりにみるしょーくんはやっぱ可愛くて、
自分の顔が緩むのがわかった。けどね、
そんなしょーくんにイジワルしたくなった。
しょーくんの隣に座り相葉くんらが話してる
内容などを耳にいれる。
「大野さん、ちょっと新聞とって、?」
隣でしょーくんがオレの近くにある新聞をさす。
「やだ、とんない」
そう言えば、なんでよ、と口を尖らす。
んふふ、可愛い。でも名前呼ばなきゃとんない。
「しょーくんが名前よんだらとる」
「、はぁ、!?ちょっと正気?」
しょーくんの大きい声に3人がこっちを見た。
「しょーちゃんどーしたのー?」
「翔さんいじめないであげてくださいよ〜、」
「うわ、顔緩みまくりじゃん、」
各々の声を出す3人。
「ま、まだ無理って、!俺いった、!」
「昔は呼べてたのに、?オレ聞きたいな〜」
「い、いじわる!!自分でとる、!」
手を伸ばしかけたしょーくんから新聞を遠ざける
様にオレは机の端にスライドさせる。
「ちょっと、!大野さん、!」
「名前呼べばいいだけだよ?ほらほら、」
「〜、!新聞、とって、さ、智くん、」
最後の方なんか聞こえない位小さい声で言った
しょーくん。照れてるのか、顔は真っ赤だ。
「…聞こえないな〜、ほら、なぁに?」

「い、いじわる!新聞とってよ智くん!って
いったの!!」
涙目で俺の服をぎゅうっと掴むしょーくん。
あ〜、やばい可愛い。ここが楽屋じゃなかったら
押し倒したいくらい。
「はい新聞、よく言えました〜、」

「うひゃひゃ、顔真っ赤だねしょーちゃん!」
「んふふ、おじさんドSね、」

最初のうちは照れてたしょーくんはカメラが
回ってる時以外はオレの事を名前ですんなり
呼ぶようになった。
嬉しいんだか、何だか。でもまぁ、またしょーくん
の智くん呼び何時でも聞けるからいいか。
「智くん、? もうすぐ始まるよ?」


ずっと、その口でオレの名前、呼んでてね、?
しょーくん。


.
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