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Redline【気象系BL】

第8章 昼夜〈N×S〉


~N.





翔さんが招待された後、もれなく俺も招待された
大野さんの喫煙所とやらのソファに腰を沈める。
「和…、何で気づいたの、?」
「あぁ、大野さん?…匂い、かな」
「そんな匂いした、?」
「近づいたら、するよ、」
収録の合間に買いに行った自分の煙草をくわえながら
翔さんの問いに答えていく
「智くんの場所なのに、いいのかなぁ、」
そう、眉毛を下げながら声のトーンをおとす
「良いから教えてくれたんでしょ、?まぁ、他の
人にバレたら大変だからね、」

狭い空間に、俺と翔さんの煙が混ざり合う。
相変わらずメンソールの匂いは好きじゃないけど
まぁ翔さんが吸ってるから。とさして気にならない。
「明日から、仕事別だね、」
「ん、べつ…、」
俺に凭れかかりながら、小さくつぶやく
一枚目挟んだドアの遥か先ではスタッフがいそいそ
としてる様子がわかる。
「俺の家帰ってきなよ、ちゃんと」
「…、いいの?」
遠慮がちに上目で聞いてくる翔さんに、煙をふぅと
だし短くキスをする。
「んっ、かず、?」
「翔さんの家でもあんのに、何遠慮してんの」
翔さんが口を開いた瞬間に口を塞ぎ舌をいれる
「んんっ!?…、っふぁ、あ…」
歯列をなぞりながら舌を動かせば、俺の服を掴み
ながら、体を揺らす翔さん

「も、わかっ、た…からぁ、っ」
更に、キスをしながら服を捲ると、翔さんの静止の
手が邪魔をしてくる。
「抵抗すんなよ…、」
耳元に口をつけながら言えば、
「んぁ、っかず、ぅ」
目をぎゅっと閉じて甘く鳴く翔さん
「相変わらず、耳弱いよねぇ」
そのまま、耳を舌で舐めれば、さらにびくびくと
揺れる体
「よわ…くないぃ、っん、」
「こんな、体揺らして感じてんのに?」
「ひぁ、っ、こんな…とこで、やぁあっ、」
翔さんの体を撫でながら、考える。
大野さんに、煙草の事はバレたけど、流石に
ここまで知られる訳にはいかないね。
夜の翔さんを知ってるのは、俺だけ。
甘く鳴く翔さんに今日も俺は酔っていく。





END.
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