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Redline【気象系BL】

第7章 冬の始まり〈O×S〉


~O.




明日だね、誕生日。というしょーくんの笑顔は
可愛い。
「そうだね」
と短くかえせば、ご機嫌なのか、ニコニコしてる。
「ね、プレゼント俺って、どう言う事?」
「そのまんま、しょーくんが欲しいの」
まだ納得言ってないのか、ちょっと口を尖らせ
ながら聞いてくる。
これが無自覚だもんなぁ、
「俺なんかでいいの、?」
ポツリと、テーブルを挟んだ向こう側でしょーくんが
俯きながら呟く。
「なんか、って何、オレしょーくんだから、良いって
言ってるんだけど、?」
「うー…、ごめん、」

もう空の缶を弄りながら、しょーくんは上目で
オレを見てくる。
ほら、絶対最初のオレ選択間違えたよ。
よくよく考えればよかった、その場に流されず。
「んふ、わかればいいよ、」
酒が回ってうとうとし始めたしょーくんの頭を
撫で、開いた缶達を片付ける。
「明日かぁ、」
楽しみだなぁ。顔が緩むのがわかった。
「さと〜、?どこぉ…」
片付けしてたら、しょーくんが、オレの名前を呼んだ。
なに、あの可愛さ。声あまったる…、
「はいはい、いるよー」
すぐに返事をして、しょーくんがいる所に戻れば
「やぁっと、きたぁ〜」
何て、笑う。

あーもう、!オレの恋人可愛い、!
「しょーくんあんま可愛くすると襲うぞ」
するする頬を撫でながら言えば、しょーくんは目を
細めながら、
「智くんなら俺、許しちゃう」
何て、へらりと、笑った
「…、この酔っぱらい」
危ない。ほんと、しょーくんたち悪い、
ほんとに襲うとこだった、それを誤魔化す様に
デコピンを一発かませば、
「いっ、たい、!なにすんの、!?」
おでこをおさえながら、涙めで見てくる。
明日まで我慢だよ、オレ…




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