第5章 甘党〈A×S〉
~S.
甘いものが好き。
周りの人に食べ過ぎだって言われても止まらない。
きっかけは些細なこと。ちょっと嫌な事があって
たまたまあったチョコレートをパクパク
食べたら、まぁ、止まらなくなり…、それが
日常になり、今に至る。
「ん、あま、」
コンビニに売ってる様なクリームたっぷりの
ロールケーキを食べながら、テレビを見る。
「翔ちゃん!次呼ばれたよ〜!」
「はぁい、今行きまーす、」
丁度食べ終わった入れ物をゴミ箱にいれ、
撮影場所に向かう。
カメラマンの人に言われた要望に応えながら、
自分らしさを残して、シャッターがきられるまで
じっとしてる。
「じゃあ次、松本さん呼んできてください」
そう言うスタッフに返事をし、楽屋へ行く。
ドアを開けながら、
「まぁーつじゅん、呼ばれたよー」
と言えば、了解、と持っていた雑誌をしまい楽屋
を出ていった。
いつもの自分の場所に座り、またカバンから
朝買ったチョコを取り出す。
それをみてた三人がそれぞれ口をひらく
「しょーくんまじで真ん丸になるよ、?」
「んふふ、翔さん食べ過ぎ、」
「どんどんでてくるねー!翔ちゃん!」
いっこすごい失礼なのあったんですけど…、
「いや、智くんそれすきだね、?」
「だって、ねぇ?ニノ」
「ねぇ、!全く相葉さんちゃんと管理しなきゃ」
「え、俺!?いいんだよ、翔ちゃんはこのままで!」
俺をよそにワイワイ話始める三人。
それを見ながら包まれているチョコをひょいと
口の中にいれる。
まだ3個位あるし、全部食べても平気だよね、
ガサガサとつつみをあけ次々口の中にいれてく。
「あ、翔ちゃんさすがにそれはやばい!」
「えっ、やばいの…、?」
口の中がずぅっと、甘いまんま、
そのまま雅紀と一緒に、家に帰った。
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