第7章 ☆Story5☆ 溢れる恋心
_とあるプリクラ屋さん
「うおぉ……機械いっぱい……」
「自分で調べたんじゃないですか(苦笑)」
「とりあえずネットで調べて、一番上に出てきたの選んだの。
まぁ撮ろ撮ろ!でも、どの機種がいいのやら……デカ目やら美肌……
大体こういうのは女々しくなるんだよな、男は……」
「……あそこに気になる機種が……」
ゆりがとある機種を指差した。
「……?
どれどれ……」
太輔も視線を送る。
「……アイドルと撮れるアイプリ……どんな機種やねん!
ジャニショのプリクラ機かい!」
「そんなのあるんですか?」
「まぁね、ちょうどここの原宿にあるんだよ。
シンフォニーはどっか出してるっけ?グッズショップ的なの。」
「杉並区に、公式のショップがあります。
プリクラは……ああ!そういえば、前にプリクラ用に写真撮ったような……」
「へぇ、シンフォニーもしてんだ!
ってか、よく見ればシンフォニー事務所のやつじゃん!
まさかのここで呼び込み?(笑)」
「そんなことしなくても、人気の実力は十分にありますから。」
「じ、自分で言うんだ(汗)」
「少なくとも、キスマイよりは。」←
「っちょ!
さすがの俺も傷つくぜ……(泣笑)
まぁ、今ジャニーズで勢いが一番あるのは……BRUSHだからなぁ……」
「ですね。」
「事実でもそんなズバッと言わないで!(涙)
一応、シンフォニーで一番人気なのはDolceだよね?」
「……自分で、言うのもあれですけど一応……」
「ぶっちゃけさ!ブラッシュとドルチェ、どっちが人気かな?」
「そんな、女性アイドルグループと男性アイドルグループを比べないでくださいよ(苦笑)
それぞれグループごとにその色は違います。私たちには、私たちだけの色。
藤ヶ谷さんたちには、藤ヶ谷さんたちだけの色……」
「十人十色、みんな違ってみんないい……ってな感じ?」
「はい。それに……人気を争っているのグループっていうよりは事務所の方かと……(汗)」
「……だよな(苦笑)
でも、こう見えても俺らはブラッシュ結構意識してる。」
「……そもそも、世代違くないですか?」←
「それみんな気にしてるから言わないのー(涙)」←
「気にしてるんだ……」