第6章 ☆Story4☆ パパの悩み事、娘の誕生日と…
タイスケside
ついに今日はゆりちゃんの誕生日!
やっぱ10代の子っていったら原宿だもんね!
案の定、ゆりちゃんはすぐに承諾してくれた♪
「めちゃくちゃ楽しみだなぁ……」
(早く待ち合わせ時間にならないかなー♪)
ゆりちゃん、今頃朝ごはんでも食べてる頃なのかな……
俺はついさっき食べ終わったばっかり!
「まずはクレープ食べてー、その後いろんなお店回ってー、プリクラ!
10代のデートプランってこんな感じかな……」
ちなみにネットとかで必死に調べました(笑)
「へへへ♪」
(今日は楽しい1日にしよー♪)
_8:30
「待ち合わせは9時だから、そろそろ行って丁度いいくらい!」
タイスケは身支度を整えると、自宅マンションを出て行き
ゆりと待ち合わせをしている広場へと向かった。
「まだ、ゆりちゃんは来てないか……
よし!その間鏡でチェーック!」
男もやっぱ身だしなみはちゃんとしないとね!
「服は自信あるやつとゆりちゃんが比較的好みそうなものにもしたし!
髪型もばっちしだし変装も完璧!これで好感度アップかなー♪」
ゆりside
「ありゃあ……信号故障しちゃってるのかぁ……」
「涼介さん、信号故障しちゃってるんですか?」
「みたい(苦笑)
今警察の人が手信号で誘導してるよ。
でも、待ち合わせ時間に間に合いそうかい?」
「正直……厳しいかもです(苦笑)」
「だよね(苦笑)」
私は涼介さんのはからいにより車で送っててもらっています。
でも、どうやら信号機が故障してしまい、ちょっと道路が混んでいます。
「……どうする?この状況だと、歩いて行ったほうが早いかも(汗)」
「そう、ですね……じゃあ歩いて行きます!
涼介さん、すいません(苦笑)」
「全然いいよ(微笑)
ほら、そろそろ動き出すから行きな?」
「はい、ありがとうございます。」
「それじゃ、帰る頃また連絡して。」
「はい。行ってきます。」
「行ってらっしゃい(微笑)」
ゆりは車から降りると、走って待ち合わせ場所に向かった。