第6章 ☆Story4☆ パパの悩み事、娘の誕生日と…
『よくねー、夢の中でも話してくれていたんだよね!
「団司さん大好きー♡」みたいな。』
「……。」
(赤ちゃんにして初恋かよ……さすが百合の子……)←
『一体何が決め手だったんだろうね……同じ警官なら徹平さんもいるのに……』
「徹平くんは、あれだろ……。」←
『あれ呼ばわり酷っ(笑)
でもねー、私が聞いた話によると、和真くんも気になってたみたいだよー。』
「っく、九条まで!?」
『よく小さい子ならあるじゃーん、複数の子を好きなるって♪』
「おいおいおい……まさか、他にもいねぇよな……」
『うーん……柊さんもそうだったかな?』
「さ、3人も……(汗)」
(百合以上にマセてやがる……)←
『パパは論外。』←
「あっそ……」
(それもそれで悲しい……)
『でも本命的なのはやっぱり団司さんかなぁ……あの落ち着きようはねぇ……いいよね。
なんかゆり曰くね、守ってくれそうなんだって(笑)
王子様的な感じで。』
「ふ、ふーん……」
(まさか今も……)
『今は、別な人が気になってるぽいよー。』
「っ誰だよ!」
『うおっ!わっかりやすーい……
やっぱ徹底的に男を見極めるタイプか……まぁ、太輔はまだ会ったことも見たことない人。』
「っだから、誰だよ……」
『……高校生、かな?
クールなイケメンって感じ!』
「高校生か……」
(てなるとちょっと年上……)
『あと、その人ほどじゃないけどキスマイの藤ヶ谷くんも若干気になってるんじゃない?
特に今日を機にさー♪』
「っアイツだけはだめだっ!!」←
『……結局北山先生と一緒かいな……』
「っあの人と一緒にすんなよ……」
『太輔も親バカってことだよー(笑)
まぁ、娘の恋路は邪魔しないほうが身のためだよ?
邪魔すると何が起こるかわかんないよー?それこそ反抗期くるよ。』
「……。」
『気ままに見守ってあげるのがいいよ。ゆりだって、
一人で物事を十分に決められる歳だしね。バイクの免許も、誕生日を迎えたら取るんでしょ?』
「……まぁな。」
(教習中、事故らなければいいけど……)
『(笑笑)』
(ほんと親バカだなー笑)