第21章 ☆Story19☆ 通じ合う2人のココロ
「やっぱり、ゆりのことが好きなのね……優紀……」
「っ……別に、そんなんじゃないわよ……」
「千鶴さえにも嫉妬してるのに?」
「……そういう千尋だって、来海に異様に嫉妬してるじゃない……」
「……嫉妬じゃないわ。
嫌いなのよ、ああいうタイプの子って……無駄に明るくておしゃべりで……」
千尋は眉間にしわを寄せた。
「……まぁ結局!
私たちにとってDolceはライバルなのよね……私だって、
愛美にはちょっと嫉妬しちゃう部分はあるし……」
百華はほっぺを膨らませながら言った。
「私たちButterflyとDolceは同じ志を目指す同志でありライバル……
これからも切磋琢磨していきましょう。」
彩華はメンバーをまとめるようになだめた。
そんなバタフライところに獅依留らBURSHのメンバーが現れた。
「よぉ〜彩華!
お前らもドルチェの面々に挨拶しにきたのか?」
「えぇ、今日は最終公演だし激励にね。
羽流……今時バラの花束ってどうなのよ……」←
ちなみに羽流は青色バラ花束を手に抱えてた。
「青いバラの花言葉、結構有名だろ?
あいつらにはピッタリかなって思ってよ。」
「「チャラ……」」←
「勝手に言ってろ笑
てか、さっきゆりとすれ違ったけどどうしたんだ?
なんか結構嬉しそうな顔してたぞ?」
「さぁ……私たちが知るはずないでしょ……」
千尋は遠い目で羽流の問いに答える。
「残念だったな獅依留。」←
「っいちいちおめえはうっせぇよ魅月!」
「まぁまぁふたりとも(苦笑)
そろそろ時間もなくなりそうだし、楽屋に行こうよ。」
「そうだな!
あ、お前らまだなんだろ激励。一緒に行こうぜ!」
璃斗はドルチェの楽屋に向かいながらバラフライの面々に声をかけた。
「そうね、みんな、いきましょう。」
こうしてバタフライとブラッシュの面々はドルチェの楽屋に向かうのだった。
そしてゆりは……