第21章 ☆Story19☆ 通じ合う2人のココロ
そして初日コンサートを終えゆりたちは寮に戻ってきた。
だが明日以降もしばらくはコンサートが立て続けにある。
時刻は18時を回ってた。
『ゆりちゃん!三船くんに電話するの?』
「うんっ」
ゆりは荷物の整理を終えると、LINE電話で憲吾に電話を入れた。
_プルルルル…
しばらくコールが鳴っていると……
【もしもし?】
「ぁ、もしもし!
ゆりです、今日はありがとうございました。」
【あぁ……こっちこそ、ありがと……すごく良かったと思う……】
「ありがとうございます(微笑)
……花火大会での返事ですけど、Miss Youで歌ったとおりです。
私は、あなたのことが好きです。最初に出会った頃から、あなたのことが好きでした。」
【……正直、実感は沸かない……でも、嬉しい……】
「三船さん……」
【……ひとつだけ、いいか?】
「はい?」
【……なんで、俺なんだ?
お前になら、もっといい奴はいくらでもいるだろ……】
「……なんで、しょうね……そう言われると、意外とわからないです(苦笑)
でも、最初に助けれた時……凄くドキドキしたんです。
また、あなたに会いたいなって……」
【っ……なんで……】
「それは、私にもわかりません……でも、あなたが私にとってかけがえのない人ってことは……確かです。」
【っ……】
「……あのっ」
【っ……なんだ?】
「私たち……両思いで、いいんですよね?」
【っ……ぁ、あぁ……】
「……私たち、彼女と彼氏ってことで……いいんですよね……?」
【っ……多分、そうだと……思う……】
「……ふふっ笑」
【っ……なんだ……】
「っいえ笑
やっと、好きな人と両思いになれたなって……」
【っ……】
「っ……あの、三船さん……」
【……なんだ、】
「っあの……私たち、カレカノ……何ですよね……」
【……あぁ……】
「っ……差し支え、なければ……名前で、呼んでもいいですか?///」
【ぇ……】
「っ……///」
『おぉ……ゆりちゃん、攻めるね。』←