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藤ヶ谷パパの娘は人気アイドル!

第21章 ☆Story19☆ 通じ合う2人のココロ


「っおい!また後でだってよ!
せっかく両思いになったんだから、変な意地はったりすんなよ笑」



「っ……うるさい……
でも、正直そう言う実感はない……」



「まぁ、普通の女の子じゃなくてトップスターだもんなゆりちゃん笑
両思いとはいえ相手はアイドルだからなぁ……でもそのうち、慣れると思うぜ?」



「……。」



「ま!
ゆりちゃん、こんな大勢の中でお前に想いを伝えたんだ。
それ相応に応えろよ?じゃねぇと俺を含む全国のファン敵に回すからな!」



「っ……わかってる、それくらい……
でも、今はもっと解決すべきことがあるだろ彼女には……」



「班田のことやらスキャンダルのことか……でも、お前がゆりちゃんの支えになることで、
ゆりちゃんの気持ちはめっちゃラクになると思うぜ?
ちゃんと応えてやんな。」



「……あぁ、」







こうして2階席側にいたメンバーもステージに集結し、ラストスパート。



最後はステージで決めポーズを決めラスト曲を締めた。




『みんな!本当にありがとね!』



『また会おうね!』



『ばいばい!』



メンバーたちは最後のあいさつをすると、ゆりたちのいる床は下に下り、



ゆりたちはステージ下に消えた。



そしてゆりたちが消えてしばらく経った時、会場全体に照明が入りアナウンスが入った。



『本日はまことにありがとうございました。
会場を出る際には2階席のお客様から……』





「ふぅ!
久々のコンサートめっちゃ楽しかったぁ♪
お前も満更じゃなさそうに楽しんでたな笑」



「っ……るっせぇ……でも、
今日は来てよかったって、思う……」



「……(微笑)」







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