第20章 ☆Story18☆ スキャンダル発覚!?
「っ……あ、あの……この人は……」
(なんかうちの1年の鈴木にそっくりなんだけど!?)
吾郎は明人にこそっと聞いた。
「彼は山田涼介、ゆりさんの専属マネージャー及びドルチェのチーフマネージャーですよ。」
「っ……ゆりちゃんやドルチェの……」
吾郎はびっくりした様子で涼介を見た。
「っ……彼らのことは、僕がきちんと説明したはずです。
なのになぜここにいるんです?納得いかないなら、僕のとこに直s‥「私が直接聞きたいからだ。」っ……」
「彼らはゆりに深く関わっている。
私の目で、直接確認すべきだと思ったからだ。」
「っ……僕も一緒にいってよろしいでしょうか。」
「あぁ、構わない。
社長室隣の客室を使う。」
「承知しました……。」
こうして涼介も一緒に行くことになった。
_客室
「さぁ、こちらへ……私はお茶の用意をします。」
明人は2人をソファーに座らせると、お茶を出す準備を始めた。
瑛二は2人の目の前に、涼介は両組の間に入る位置に座った。
「……さて、まずは君たちのことから質問させてもらおう……
君たちの簡単な情報は、涼介から伝達済みだ。」
「っ一体、何っすか……」
「君たちは、いつ頃からゆりと知り合ったんだ?」
「っ……俺ら2人が一緒に話すようになったのは大会の時です。
けど憲吾は、それより前に2度ゆりちゃんと会ってます……」
「ゆりや涼介からも聞いたが、君は2度もゆりをたすけてくれたようだね。
その件に関しては感謝をするよ。」
「……たまたまです。
最初は変な奴らに追われていた……」
「ヤラカシのことですね、恐らく……そして2度目は、班田からゆりちゃんを助け出してくれた……」
「っ……そんなことまで知ってんっすか?」
「ゆりちゃんの身の回りで起きたことだからね、
マネージャーとして、当然だろ?」
「……なぜゆりが君たちの大会の会場に来たのか、わかるか?」
「っそれは、憲吾にお礼を言いたからとかって……言ってたっけ?
ゆりちゃん、憲吾が気絶した時わざわざ来てくれて……」
「……そうか、」