第20章 ☆Story18☆ スキャンダル発覚!?
ゆりside
「ただいまユウ〜、水槽買ってきたよ〜」
『わ〜いっ♪早く早く!
金魚さんを広いところに入れよ!』
ユウはゆりが入ってくるなり駆け足でやってきた。
「はいはい笑
その前に色々準備があるの!」
それから20分、金魚を入れる準備が整った。
「よしユウ、金魚入れていいよ〜」
『は〜い!』_ドボ〜ン!
広い水槽に放たれた金魚たち
『わぁ……嬉しそうに泳いでるね!』
「だね笑
餌も入れてあげよ……」
ゆりは水槽に餌を入れた。すると金魚たちは一斉に餌に食いついた。
「おぉ……食べてる食べてるっ」
『ねぇねぇ!金魚たちに名前付けていい?』
「いいよ、もう決まってるの?」
『うん!黒いのがケンちゃん!』
「ケンちゃん?なんで?」
『憲吾のけんを取ってケンちゃん♪』←
「っど、どんな名前!?じゃあ、この赤いのは?」
『ゆりぴー!』
「それまんま私のあだ名!(苦笑)」
『んで!この2匹より小さい赤と白のはキョウちゃん!』
「あれ?ユウくんとかってくると思ったんだけど……なんでキョウちゃん?」
『それは秘密♪』
「えぇ!?散々私と三船さんの名前で遊んどいて自分は秘密なの!?」
『うん!』
「……。」
(なんで秘密なんだろ……)
ゆりはしばらく名前の由来を気にしながら今日1日を過ごすのだった。
_翌日
翌日ゆりはドラマの撮影が入っていた。
いつも通り涼介とともに撮影場所に向かうが……
「ねぇゆりちゃん、」
「はい?」
信号で車が停止したのと同時にゆりに声をかける涼介。
「前にさ、好きな人や付き合う人ができたらどうするかって……聞いてきたよね?」
「ぁ……はい……」
「昨日ね?美澤社長に呼ばれて、話したんだ……」
「ぇ……」
「社長としては、恋愛は避けて欲しいって……特に、ゆりちゃんはね……」
「っ……」
「……。」