第20章 ☆Story18☆ スキャンダル発覚!?
_トンッ…
「っ!?
財前寺、さん……?」
海斗は突然ゆりの肩に寄りかかり頭を肩に乗せた。
「すいません……急にこうしたくなって……おかしいですよね(苦笑)
さっき母と似ているって、話しをしたからでしょうか……」
「っ財前寺さん……」
海斗はしばらくゆりに寄り添ったままだった。
そして寮に前にも着き……
「ゆりさん、寮の前に着きましたよ?」
「っあ、はい!
ありがとうございます中島さんっ」
「ぁ……もう着いてしまったんですね(苦笑)
それにしてもすいません、ずっとあんな状態で……」
「っいえ!
今日はせっかくご馳走にもなったので……では、またお仕事で……」
「はい!お休みなさい(微笑)」
「お休みなさい、」
こうしてゆりは海斗と別れ、自分の部屋に戻った。
_ガチャッ「ただいまぁ……」
『ゆりちゃんおそーい!!
どこ行ってたの!?』
ドアを開けるなりユウが走り出してきた。
「っごめんねユウ……仕事の途中、財前寺さんにお食事に誘われて……
だからご飯も向こうで食べてきちゃった(苦笑)
もしかしてユウ、まだ何も食べてない……?」
『僕ならとっくに食べたよ!
ゆりちゃんまってても全然帰ってこないし!』
「っごめんってばぁ……(苦笑)」
『……あ、そういえば金魚入れる水槽は?』
「あ……買ってくるの忘れた汗」
『もう何してるの!?
金魚さん死んじゃうよ!!』
「っごめん!
餌もないんだよね……どうしよ……今からじゃペットショップとか終わっちゃうだろうし……あ、
パンの耳とかはどうかな……」
『人間の食べ物はあんまり良くないと思うよ……僕調べたら、金魚は数日エサを食べなくても大丈夫みたいだよ?』
「っそうなんだ……なら、明日朝一で買いに行こう!
明日は仕事休みだし……」
『そうだね!
にしても、ご飯食べてくるなら何らか連絡は欲しいよねぇ……』
ユウは少し拗ねているようだ。
「ごめんってばぁ(苦笑)」
こうしてゆりの1日が終わるのであった。