• テキストサイズ

藤ヶ谷パパの娘は人気アイドル!

第20章 ☆Story18☆ スキャンダル発覚!?


こうしてゆりは午前中の仕事を終え、午後のデモストレーションも半ばを迎えていた。



「ゆり!涼介さんから聞いたけど財前寺社長の息子さんお食事に行くんだって?」



来海はダンスをしながらゆりに尋ねた。



ちなみにドルチェのメンバーは全員ダンスを踊っている。



「うん、まぁね!」



「いいなぁ……」



「なんで?」



「だってあの財前寺海斗って人私と同い年で言動も大人でイケメンだし〜♡」



「へぇ……来海って財前寺さんみたいな人が好みなの?
てっきり羽流くんみたいな人がタイプかと思った……」



「待ってよ待ってよゆり笑
あんなチャラ男私の好みじゃないし!」



「でもわかんないよ〜?笑」



「こらそこ2人!
ちゃんと集中して!この曲はあなたたちがセンターなのよ?」



だが凪咲から注意を受けてしまった2人。



「「は〜い(苦笑)」」



こうして2人はダンスに集中。



なんやかんやでデモストレーションも終わり、ゆりたちはシャワールームで汗を流していた。








_シャァァ…



「はぁ……気持ちいい〜……」
(やっぱりたくさん動いた後のシャワーは気持ちいいなぁ……)




シャワーを浴び終えたゆりはドライヤーで髪をとかし服に着替えたが……



「……どうしよ……」



「どうしたの?ゆり、」



千鶴は隣で着替えをしながら聞いた。



「今日財前寺さんに食事に誘われてるじゃん……」



「そうね。」



「ああいう感じの人が食事に誘うって……大体大人なレストランとかだよね?
ファミレスとかじゃなくて……汗」



「大体はそうなんじゃないの?」



「……汗」



「どうしたの?ゆりならテーブルマナーくらい大丈夫でしょ?」



「いや……服が……」



「服が?」



「カジュアルすぎるかなーって汗」



「……。」



千鶴は目をパチクリさせた。そして……



「そんなこと?」



「へ!?」



「別に、その服でも問題ないんじゃない?
ワンピースで夏っぽいし……そこまで気にしなくてもいいんじゃないの?」



「……そぉ?」



「えぇ、ちゃんと楽しんできなさい。」



「……うんっ!」
/ 521ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp