第19章 ☆Story17☆ 二人きりの夏祭りデート
ゆりside
「っ……///」
今三船さんにキスをされ完全に戸惑っている私……
いきなりキスをされたのは、これが初めてってわけじゃないけど……
今までにない感覚……もっと、
こうしていたい……
『っ……///』
(っ僕まで恥ずかしくなってきたよ!!///)
ゆりは驚きで目を開いたままでいたが、目を閉じキスを受け入れた。
そしてしばらくして離されるお互いの唇……
「っ……俺……///」
「っ……三船さん……///」
『っ……///』
(もうどうなっちゃうのこの2人!?///)
「っすまない!///
いきなりその……キスをして……」
憲吾は顔を赤くさせたままゆりに謝った。
「っいえ……///」
「っ……」
憲吾は無意識のようだったようで、ゆりから視線をずらした。
「っ……三船さん……」
「っ……なんだ……」
憲吾は目をそらしたまま答える。
_ぎゅっ…
「っ……!」
「っ……///」
ゆりはそっと憲吾の服を掴み寄り添った。
「っ……おい……」
「……やっぱり、三船さんといると凄く心が安らぎます……」
「っ……なんで……」
「私……」
「っ……」
「っ私……さっきのキス、全然嫌じゃなかったです……むしろ、」
「っ……」
「凄く、嬉しくて……ドキドキしました……もう少しだけ、こうしていたいって……
三船さんは、なんで私に……?」
(ここで雰囲気的にとかって言われたらどうしよ……)
「っ……それは……」
「……。」
「お前のことが……
好きだから、か……?」