第19章 ☆Story17☆ 二人きりの夏祭りデート
「……。」
(いったんこの話はやめよう……花火でも見て、花火の話題を話そうかな……)
ゆりは引き続き花火を見る。
「……。」
そんな中憲吾は花火を見たあと視線をゆりに移した。
_バーンっバババーン!!
「っわぁ……!
三船さん!今連続で……っ……あがり、ました……よ……っ……///」
ゆりはふと憲吾の方を見たとき、
憲吾がこちらを向いていたのでゆりは思わず言葉を飲んだ。
「……。」
それでも憲吾はじっとゆりを見ていた。
「っ‥‥///
あの……みふn‥_チュッ……っ!///」
『……。』
(ふぉぉぉぉぉ!?)
突然視界が遮られ、ゆりの唇には柔らかい感触があたっていた……。
「……。」
「っ……!///」
(っうそ……私、今……)
タイスケside
「……。」
「っおーいガヤ……生きてるー?(苦笑)」
「……。」
タイスケの肩を叩くタカシ、だがタイスケは何も反応を返さなかった。
「やっばいよ2人とも……ガヤ、死んだ魚の目してる……ズズズズッ!」
そしてタカシは焼きそばをすすりながら呟いた。
「俺は何度も忠告したがな……空振りになるだけだぞって……あ、」
「「どーしたのミツ?_ズズズズッ!」」
「お前ら食べながら答えるなよ……あそこの2人、だいぶいい雰囲気って感じだな。」
「「ほお、どれどれ……_ズズズズズッ!ズズ〜!」」
ヒロミツに言われるがまま目を向けるニカ千、そしてタイスケもその言葉には反応したのか
2人と同じ方向に目を向けた。
ちなみに4人は階段を登った先ではなく、階段途中のところに座って花火を見ていた。
4人の視線の先には、一緒にベンチに座りながら花火を見るゆりと憲吾の姿が見えた。
「……。」
タイスケはじっと2人を見た。
4人がじっと2人を見ていると……
「「っふぁ!?」」
ニカ千、同時に驚く。
「おっ、あいつも結局は男だな……」
その2人とは正反対に冷静な反応をするヒロミツ、そしてタイスケは……
「っ!」