第19章 ☆Story17☆ 二人きりの夏祭りデート
タイスケside
俺は北山、二階堂、千賀の4人で花火大会の屋台を散策していた。
本当だったらこんな男4人じゃなくゆりちゃん誘ってデートって感じにしたかったけど、
さすがに昨日はしゃぎさせたせいでお疲れ気味、
今日はゆっくり休みたいってことでここはやっぱり休ますのが最優先。
でもこの花火大会には毎年言ってるから花火大会だけは1人でこようと思ってたけど、
メンバーの一部も祭りに行きたいってことでこうして屋台を見て回ってる。
んで喉が渇いたから飲み物売ってる屋台に向かった。
「ねぇガヤ〜!
俺喉乾いた!何か奢ってよ!」
「はぁ?二階堂もう子供じゃないんだから自分で買えよそんなもん……ったく、
しょうがねぇな……ラムネ全員分買ってやるよ……」
「「やりぃ!♪」」
ニカ千コンビは奢ってもらうとわかったらめっちゃ上機嫌……
「俺の分まで、悪りぃな笑」
「っ……普通は最年長のお前が奢るんだろ!?
なんで俺が……」
「お前が勝手に自分から奢るつったんだろ……」
「う……」
「「そーだそーだ!!」」
「っ……にゃろぉ……」
とまこう言うことで俺が自分の分も含め4人分買うことに……
近くの屋台に行くと、学生のカップルらしき2人の先客がいた……
でもよく見てみると……
「っ!?」
(あの男まさか三船!?
ってかんなわけねぇか……)
「藤ヶ谷、どうした?」
「いや、なーんも!笑
すいませーん!ラムネ4つお願いしま〜す♪」
(気のせいだよな……ただの人違い!)
「あいよ、400円になります。」
「んじゃちょうど400円で!」
「ぁ……」
俺がおばちゃんにお金を渡した時、隣から小さく「あ」と言う男の声が聞こえた。
まさかキスマイだってことバレた!?
なら早くかんづかれないうちにさっさと……
「ありがとうござ……っ!」
ふとカップルの方に眼を向けると、見覚えのある女の子が男の隣に見えた……
っまさか……そんなこと……
「っゆりちゃん!?」
「っ……藤ヶ谷さん……」
嘘だろ……