第19章 ☆Story17☆ 二人きりの夏祭りデート
金魚すくいも終え、りんご飴を食べながら歩く2人。
_アムッ「次はどこに行きましょうか……」
_アムッ「そうだな……」
『……。』
(もうどっから見てもカップルだね!★)
2人は食べながら散策してると……
「……ぁ
少し喉が渇いた……あそこにラムネ屋があるがお前も何か飲むか?」
「そういえば甘いもの食べてたから喉が乾きましたね……私もラムネが飲みたいです!」
今度はラムネをはじめとする飲み物が売っている屋台に向かった。
「すいません!ラムネくださいっ」
「はいよ。兄ちゃんもかい?」
「はい、お願いします。」
「2つで200円だよ」
「はi‥「すいません、2つ分1000円からで。」っ三船さん!」
「はい、800円のお釣りとラムネだよ」
「どうも、」
「っ三船さん!また奢るなんて……」
「……俺が最初に誘ったんだ、これくらいはさせてくれ。」
「っでも……「すいませーん!ラムネ4つお願いしま〜す♪」…!?」
ゆりたちの他にもお客がやってきたようだ。
そしてゆりは一瞬そのお客さんを見て2度見した。
「……どうした?」
「っいえ……」
(まさかあの4人組……まさかね……)
「400円になります」
「んじゃちょうど400円で!」
「……ぁ、」
憲吾はゆりの反応が気になったのか、憲吾もラムネを注文した人物に目を向けた。
そして思わず小さく「あ」と呟いた。
「ありがとうござ……っゆりちゃん!?」
ラムネをもらった4人組のうち4人分のラムネを買った人物がゆりたちの方に目を向けた瞬間驚きの声を上げた。
「っ……藤ヶ谷さん……」
「っゆりちゃん!
なんでここに……今日はゆっくり休むって……」
「っ……」
2人が偶然鉢合わせたのはタイスケをはじめとするヒロミツ・タカシ・ケントの夏祭りに行くキスマイメンバーだった。
ゆりは言葉を失ったが、すぐ我に戻り……
「っ……!」_グイッ!
「っおい……!」
「っちょゆりちゃん!?」
ゆりは憲吾の手首を掴み、その場から走り出した。