第19章 ☆Story17☆ 二人きりの夏祭りデート
_翌日
「……zzz」
昨日の疲れはさすがに取れていなかったようで、ゆりはまだ熟睡していた。
現在時刻は朝の8時……
すでにユウは起きており……
『やっぱりゆりちゃん、昨日の疲れは取りきれてないみたいだね……僕は朝ごはん先に食べちゃうか……』
朝ごはんを食べ始めていた。
そしてゆりが目を覚ましたのはそれから約1時間後、時計の針は9時を回っていた。
「ふぁぁ……」
『おはようゆりちゃん!
パンとご飯どっちも食べられるようにしてたけどどっち食べる?』
「あら……随分気が利く〜笑
じゃあ……ご飯にしようかな……」
『オッケー!
それじゃ顔とか洗ってきていいよ!』
「うん……ありがと……ふぁぁ……」
ゆりは大きなあくびをしながら洗面所に向かった。
憲吾side
ゆりが寝ていた時にはすでに起きていた憲吾、憲吾はいつものごとく朝練に出かけていた。
朝練には大体吾郎も一緒にやっているので……
「憲吾!今日の準備は万全なんだろうな?」
「万全と言われても……何に備えるんだ?」
「そりゃあ女の子がときめく胸キュンセリフとか……」
「そんなもの知らん……」
「浴衣とかも着れたら本望だけど、さすがにねぇよなぁ?(苦笑)」
「あるわけねぇだろそんなもん……」
「んじゃやっぱりゆりちゃんが選んだ服だよなぁ……」
「……そのつもりだが……」
「お!いいじゃんかよ!
てか、ゆりちゃんは俺らが選んでくれた服いつ着てくれたりしたのかな?」
「さぁな……それより、今は練習だ。
練習に集中しろ……」
「おうっ」
憲吾と吾郎はひとまず練習に専念。
それから30分ほどが経ち朝練が終わった。