第19章 ☆Story17☆ 二人きりの夏祭りデート
「ふぅ!いい汗掻いたぜー!」
「……。」
「……。」
憲吾は朝練が終わるなり水分補給。
「なぁ憲吾!」
「なんだ?」
「……今日は原則、お前だけで行くんだからな?
その辺理解しとけよ!」
「……わかってる、それくらい……」
「と言いつつ俺も気にはなるんだよなぁ……てなわけでお前らに気づかないように尾行するからよろしく笑」
「……嫌でも気づくと思うが……」
「……ですよねー笑」
「……。」
(待ち合わせは4時半か……電車には3時くらいのでいけば問題ないな……)
こうして午前中、
ゆりはまったりと部屋で過ごし憲吾は朝練をはじめ練習で汗を流した。
そしてもう1人の人物、タイスケはというと……
タイスケside
「はーいオッケーでーす!」
「「ありがとうございまーすっ!」」
タイスケはキスマイのメンバーと雑誌の撮影をしていた。
そして一旦休憩となった。
「なぁなぁガヤ!」
「なんだよ二階堂、」
「今年もまた花火大会行くの?」
タカシがドリンクを飲みながらタイスケに聞いた。
「まぁな、毎年行ってるし」
「ゆりちゃんは誘ったの?」
「あー……昨日誘ったんだけど今日はゆっくり休みたいって言われて断れた(苦笑)」
「ありゃま……残念……」
「なーんでお前がショック受けんだよ笑
まぁゆりちゃんには今日たくさん休んでもr‥「案外他の奴と行ったりかもな」
っ……なんだよ北山!急に……(苦笑)」
「……女子は断る理由を簡単に作るからな……案外、別の相手と行ったりな笑」
ヒロミツは軽く笑いながら言った。
「っ……んなこと……ゆりちゃんに、限って……っ!」
(まさか……まさかな……
『さっき、ゆりちゃんと三船って何話してたの?』
『気が効くと思ったらそれ聞き出すためにゆりちゃん先に行かせたの?』
『っちげぇよ!たまたまだ!
……んで、何話してたんだよあの2人は……』
『……別に、普通の会話だよ?』
まさか、三船なんかと……)
「……心当たり、あんのかー?」
「っ……っんなもんねぇチビ!」