第18章 ☆Story16☆ 海デート?
こうしてバーベキューを楽しんだ一行……
「ふぅ……」
ゆりはユウを抱きかかえながらパラソルの下で休んでいた。
他のみんなは泳ぎに行ったり砂浜で遊んでたりしていた。
『ゆりちゃん、なーんか三船くんとも藤ヶ谷くんともいい雰囲気だったね笑』
「からかわないでよユウ……」
『そういえばゆりちゃん!』
「何よ……」
『さっきの貝殻、どうするの?
三船くんにもあげた桜色の!』
「え……ぁ、あぁ……特に考えてなかったけど、
ネックレスにしようかな……せっかくだし……」
『おぉネックレスいいじゃん!
夏の思い出って感じ!』
「ふふ……かもね笑」
『あとさゆりちゃん!
明日の花火大会はどうする!?』
「花火、大会……そういえば、そんなこと言ってたね……」_チラッ
ゆりは憲吾がいる方へ目を向けた。
すると……
「え!?」
『あら!ゆりちゃんのところに来るとこじゃん笑
じゃあ僕はぬいぐるみにならなきゃ!』
憲吾がこちらの方に歩いてくるではないか……。
「っちょ、ユウ……「っなぁ……」は、はい!?」
「っ驚かせて、すまない……」
「っいえ!」
憲吾はゆりの目の前に立っていた。
「……。」
「っ……ぁ、立ってるのはあれですから、よかったら座ってください……」
「っあ、あぁ……すまない……」
憲吾はゆりの右隣に腰をかけた。
「っ……///」
『……。』
(ゆりちゃん、めっちゃドキドキしてんじゃん笑)
「っあ、あの……急に、どうしたんですか?」
ゆりは隣に座った憲吾を横目で見ながら尋ねた。
「っぃや、その……」
「……?」
『……。』
(三船くんまでドギマギしてる笑
一体なんだろ……)
「っ……明日って、休み……か?」
ドギマギした様子で言う憲吾はゆりと目を合わさず海の方を見たまま言った。
「え!」