第18章 ☆Story16☆ 海デート?
どうやらバーベーキューの材料などは来海たちが買ったようだった。
それぞれお肉や海鮮、野菜などを美味しく食べた。
「ゆりちゃん、好き嫌いしないんだぞ〜?
シイタケあげる!」
タイスケはシイタケをゆりのお皿に乗せた。
「っ自分で取ったものは自分で食べてください!
てか藤ヶ谷さんがシイタケ嫌いなだけでしょ……」
「あぁバレた?笑
だって北山が無理やり俺んとこ乗せたんだよ!」
「いい大人が何いってるんですか……とにかく、このシイタケは藤ヶ谷さんが食べてください!」
「えぇ……やだ!」
「子供じゃないんですからぁ……っもお!」
「っ!?」
ゆりはシイタケを箸で掴みタイスケの口元押し付けた。
「いいから食べてください!(怒)」_ムギギギ…
「っゆりちゃんそんな押し付けないで「食べてくださいっ!」ちょっ_アムッ!っ!?」
ゆりはタイスケの口が開いた隙を見てシイタケを押し込んだ。
「はぁ!」
「モグモグモグ……んげぇ……まっず……」
タイスケは眉間にしわを寄せながらシイタケを噛み締めた。
「好き嫌いはいけませんよ。」
_ゴクンッ!「でも、ゆりちゃんが食べさしてくれたから少しだけ美味しく感じた♪」
「もうしませんからね……」_アムッ
ゆりはお肉を口に運んだ。
そんな様子を見ていた一行は……
「っねぇねぇ藤ヶ谷先生……」
「なんですか、北山先生……」
「なんか雰囲気よくないっすか?あの2人笑」
「んなわけないでしょ……だってゆりは……」
(だってゆりは、アイツじゃなくて……彼のことが……)
太輔は憲吾に視線を送った。
「おい憲吾、お前シイタケくわねぇのか?」
「……うるせぇ、」
「お前もシイタケ嫌いなんだな笑」
「っちがう……」
「んじゃ食べろよ……ほらよ笑」
「っ!?
っ勝手に人の皿に載せんな……」
「好き嫌いはいけませ〜ん笑」
「先生?」
「……いえ、」
(アイツのことが、好きなんだもんな……)