第18章 ☆Story16☆　海デート？

＿ﾊﾞｼｯ「っ……」
（さすがに、体力の限界が……汗）



＿ﾊﾞｼｯ「……。」
（辛そう……）



太輔はそろそろ自身の体力に限界を感じていた。



＿ﾊﾞｼｯ「っ！」
（いい加減勝負ついてくれよ！）



太輔は最後の力を振り絞るようにボールを思いっきり投げた。



そしてボールは……



＿バシッ！



「……。」



「っ……！」
（おい、まさかコイツ……）



ボールは憲吾の体に当たった。



そして太輔はあることが頭に思い浮かんだ。



「「っしゃあああ！！」」



「よっしゃ藤ヶ谷先生！
最後の最後で見せつけたー！！」



宏光を始め太輔チームの面々は喜びに満ちていた。



「あぁ……パパに負けちゃった……絶対三船さんなら勝てると思ったのに……」



一方のゆりはがっかりとした表情を見せた。



「……ありがとうございました。」



憲吾は太輔に向かって軽くお辞儀。



「っぁ、あぁ……こちらこそ……」
（コイツ……絶対手加減したよな……）←



太輔は絶対憲吾が手加減したと思うのであった。



「ふぅ……」
（ようやく終わったか……変に取らずさっさと当たっておけばよかったか……）←



そして憲吾は太輔が思う通り手加減をしていたようだった笑



こうしてビーチドッジが終わり、太輔は百合たちがいるパラソルのところに戻った。



「っはぁ……」



太輔は疲れ切ったのか、そのまま座り込んだ。



「おいおい、大丈夫かよ。」



「先生も年だね〜笑」



そこに和真と陸もやってきた。



「そうだな……（苦笑）」
（てか肩いてぇ……汗）



「俺らは海で泳いでくっけど、先生は休んでる？」



「あぁ、そのつもりだ……」



「わかった！
んじゃ九条行こうぜ！」



「あぁ。」



和真と陸は海に泳ぎに向かった。



そしてパラソルの下には太輔と百合と……ユウが残った。



『太輔、さっきので肩痛めたんでしょ？笑』



「っるっせぇ……ゆりが親にも容赦しねぇからだろ……」



『人のせいにしないの〜笑』



「……。」



『（笑笑）』