第18章 ☆Story16☆ 海デート?
浜辺には一斉に人が増え、賑やかな場所にあまりなれていない憲吾は少し困惑していた。
「……。」
(ここにいる人たち……全員彼女の知人なのか……汗)
憲吾が少し困惑していると、ゆりら沖に出ていた面々が浜辺に戻ってきた。
そして先ほど千鶴に驚かせられたゆりはまだ涙目だった。
「うぅぅ……(涙)」
「ほらほらゆり、いつまでも泣くなよ(苦笑)」
獅衣留はゆりの肩に手を置きながら励ましていた。
一方のパパ、太輔は……
「ゆり、14歳にもなってそれくらいで泣くな。
少し驚かされただけだろ。」
少し厳しめ……。
「っパパは何もわかってない!もぉ!!(涙)」←
「……(汗)」
「しばらく海入んない!」
すっかりゆりは拗ねてしまう。
「……(汗)」
(急に百合っぽくなったな……汗)←
そして珍しく拗ねるゆりを見て百合と被った太輔。
拗ねたゆりの元にはビーチボールを持ったタイスケがやってきた。
「っゆりちゃん!
海が嫌なら砂遊びしない?砂のお城作ったりビーチボールで遊んだりとか!」
「……。」_コクッ
渋々そうにうなづくゆり。
「よっしゃ!♪」
(やっとゆりちゃんと遊べるよ〜泣笑)←
「ビーチドッジで遊びましょうよ。」
「いいよ!♪」
(よっしゃよっしゃ♪)
「……。」
(日頃のストレスを発散……)←
どうやらゆりはストレス発散をしたいようだ。
「パパ達もやろうよ。」
「っぇ……俺らもかよ(苦笑)」
(あんま……やりたくねぇんだけど……汗)←『やっぱ年だね〜笑』by.百合
太輔はあまり乗り気ではないが、宏光は……
「よっしゃ!俺らも久々に体動かそうぜ小夜!」
「張り切りすぎると、翌日筋肉つになりますよ?(苦笑)」
意外にも宏光は乗り気だった。
「面白そうじゃん!
チーム戦とかめっちゃ燃えるし!」
「よっしゃー!
こうなったらはしゃぎまくるわよ!!」
璃斗も来海も乗り気、そしてみんなでビーチドッジでチーム戦をするのだった。