第18章 ☆Story16☆ 海デート?
「っゆりちゃんは俺が誘ったの!
なのになんでお前が一緒に仲良さそうに泳いでんだよ!!」
「……。」
完全に怒り狂ってるタイスケ、そんなタイスケの後ろから他のキスマイメンバーがやってきた。
「うお……キスマイ揃った……」
吾郎は少し呆然としながらキスマイメンバーを見た。
「随分親しそうだったな。
興味がないと言っていた割には……」
ヒロミツは少し眉をひそめながら憲吾の方を見た。
そしてヒロミツの隣には小学生ほどの女の子が一緒におり、ヒロミツと手を繋いでいた。
そしてタイスケに続く怒鳴り声が憲吾の元に響いた。
「っこぉぉぉら北山〜〜〜!!
俺の娘にちょっかいかけんじゃねぇぇ!!(怒)」
「「っ!?」」
憲吾と吾郎は思わずビクッとなった。
「パパ嫌、みっくんといるの……」
「よしよし……はぁ、なんであそこまで敵視されないといけないんだ……
俺と同じ名前と顔なのに……」
またもやすごい形相の人物がこちらにやってきた。
「っこわ!」
吾郎はすっかり驚いていた。
「……。」
(同じ顔……)
憲吾は目をパチクリさせていた。
「北山!!
うちの結月にちょっかいかけんな!!」
「ちょっかいって……結月ちゃんが僕のところに来ただけじゃないですか……
それに、結月ちゃんは自分の意思d..「うるせぇぇ!!(怒)」……(大汗)」
どうやら女の子の名前は結月というらしく、今形相がすごいことになっている人物はその子の父親らしい。
「……。」
(同じ名前ってことは、この人も北山って名前なのか……)
憲吾は宏光とヒロミツを交互に見た。
そして更に後ろから別の人物達が歩いてきた。
「北山先生、大人気ないですよ。」
「っだって藤ヶ谷先生〜(涙)」
「あなた!こんな大勢の前ではしたないですよ!?」
「っだって……(涙)」
次にやってきたのは彼女の父親と、この北山さんの奥さんらしい人とその他諸々……
「……。」
(なんか、急に人が増えた……)←