第5章 ☆Story3☆ ドラマの共演者は…
宏光side
「あなたー、忘れ物してないでしょうね?」
「だいじょーぶだって!」
「母ちゃんいってきまーす!」
「いってらっしゃい凌駕。」
「おう!いってらっしゃい!」
「……ふんだっ!」←
「えぇぇ!?(涙)」
(なんで凌駕はこの頃反抗期なんだよ……涙)
凌駕は宏光にいってきますのあいさつは特にせず、
ランドセルをしょって自宅を出ていった。
「結月ー!早く学校行こ!」
「今行くの。」
今度は結月が玄関先に現れた。
「結月いってらっしゃい。」
「いってきますママ、」
「いってらぁ♪
よーし、いつものハグしよーぜ♪」
「……ん、」
結月は少しの間を空け頷く。
_むぎゅう♡
「……パパ、暑いの。」
「車には気をつけるんだぞー♪」
「……早く離せ、なの(怒)」←
「それだから凌駕にも反抗されるんですよ(苦笑)」
「……(涙)」
「「いってきます!(なの)」」
「いってらっしゃいっ
ほら、あなたも早く出勤してください!」
「はい……(涙)」
子供ふたりの反抗期に耐えながら出勤する宏光であった。
「はぁ……なんで来海はそんなんでもないのに、双子は反抗期なんだよー(涙)」
しくしくと歩いていると…
_ピロピロリーン
「……?あ、来海から……写真の添付?」
長女・来海からなにやら写真が送られてきた。
開いてみると…
「……あれ?ゆりちゃんじゃん(笑)
なんでだろ……」
するとすぐにメッセージが発信させられた。
『ゆりちゃんのレア写真getw
ぬいぐるみ抱いてるんだよーw』
「確かにレアだわな(笑)
……でも、このぬいぐるみって……」
『太輔おじさんに送っといてーw』
「ははははは(笑)
なーるほど、そういうことね。オッケーオッケー、しっかりと送っとくよ(笑)」
「何を送るんです?」
「あ、藤ヶ谷先生おはよう……え!?」
宏光は勢いよく後ろを振り向いた。
すると後ろには太輔の姿があった。
「……どうもです。」
「お、おはよぉ……です(苦笑)」
(なーんかタイミングわりぃ……汗)