第5章 ☆Story3☆ ドラマの共演者は…
『あの子達が同じグループの子なんだね。』
「えぇ。」
『ホント大きくなったよなぁ……』
「え?」
『ううん!来海ちゃんとかなんてまだ赤ちゃんだったからさ、
あんな大きくなったんだなーって。』
「大きくなったって……145cmだけど……」
『パパさんに似たね(笑)』
「……宏光おじさんのことも知ってるんだ……」
『そりゃあね!とんだ親ばかで有名だったもん。』
「まぁね(苦笑)」
(そう言えば、ライちゃんと同い年の結月ちゃんと凌駕くん、元気にしてるかな……)
来海side
学校に出かけようと思ったらまさかのゆりと鉢合わせた。
いつものように愛の沢山こもったイジリをしてあげようと思ったら
まさかのゆりはぬいぐるみを抱き抱えてドラマの撮影に向かうところだった。
もちろん面白がってからかったけど案の定あの対応(笑)
でも可愛い&シュールだったのでつかさずカメラに収めやした♪
これを後でパパに送って、太輔おじさんに送ってもらう(笑)
きっといい反応するだろーな♪
「へへへ♪」
「何笑ってるのよ……」
「きもーいっ!」←
「うるさい!」
「にしても、あのゆりがぬいぐるみを抱いているなんて、
どうしたのかしらね……」
「ゆりちゃん、寂しいのかな?」
「そんなまさか、寂しいからって、ぬいぐるみを持ち歩く子じゃないと思うけど……」
「あの黄色いぬいぐるみ、どっかで見たことあるんだよなー……」
「それにしても、なんであなた写真なって撮ってんのよ……」
「うーん?シュールだったから(笑)」
(写真はふたりがいないところで送ろーっと!
何言われるかわかんないしw)
こうして来海は学校まで小鳥遊姉妹と登校し、いなくなったところを見計らって
父・宏光に写真を送りつけたのであった。