• テキストサイズ

藤ヶ谷パパの娘は人気アイドル!

第18章 ☆Story16☆ 海デート?


ゆりside


「ふっ、そうだな……(微笑)」



綺麗な貝がらを見つけて思わずテンションがあがちゃっている私、思わず三船さんに渡しちゃったけど、



三船さんは小さくも笑ってくれた……。




「っ……」



普段笑わない人だから、こうしてたまに笑うところを見るといつも胸が高鳴る……。



もっと、三船さんを笑わしてあげたいな……



私の中にはそんな感情が芽生えた……。



「ありがと……大事に、するから……」



「っ……///」



まさか私が半分押し付けたような貝がらを大事にしてくれるだなんて……



三船さんは、どこまで優しいんだろうか……。



「……ふふっ、ありがとうございます、三船さん(微笑)」



たとえその言葉が嘘だとしても、私にはすごく嬉しすぎる言葉だった……。



「っ……海には、だいぶ慣れてきたか?」



「ぁ、はい!
貝がら拾いで大分はしゃいじゃいましたから(苦笑)」



「なら、そろそろ少し深いところまで行ってみるか?」



「っ……はい!」



最初会った頃よりも、こうして三船さんとお話しできるだけで嬉しいな……



こんな時間が、ずっと続いてくれればいいのに……。







そしてゆりと憲吾は少し沖に出てみることにした。



「っ……」
(沖って意外と足元が見えない……汗)



「大丈夫か?」



「っ!?ぁ、はい!!」



「ふっ……大丈夫だ。
ここは特にクラゲもサメもいない、安心しろ。」



「っはい……///」
(は、恥ずかしい……)



「……やっぱり、怖いか?」



「っい、いえそんなこと!」



「……ん、」



「ぇ……」



憲吾は突如ゆりの前に手を差し出した。



「……俺んとこに捕まってろ。
そうすれば怖くないだろ?」



「っ……は、はい!///」



ゆりは憲吾の手のひらに手を乗せた。



そして憲吾はそっとゆりの手を包み込み再び沖の方へ歩き出した。



「っ…….///」
(わ、私……三船さんと手繋いでる!?)



もうゆりの心臓ははち切れそうだった。


/ 521ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp