第18章 ☆Story16☆ 海デート?
「っ九条……!」
「ふんっ笑」
「はははは……(苦笑)
あ、そう言えばパパ、この間服届いた?」
「ぇ、あぁ……届いたよ。
一式コーディネートしてくれてありがとな(苦笑)
でも急にどうしたんだ?」
「あー……洋服買いに行くついでに、パパに似合いそうな靴をたまたま見つけたから
誕生日プレゼントがわりにプレゼントしようかなって思って……」
「あれ一式揃えるだけでもそこそこしただろ?
わざわざ高い買い物しなくてよかったのに……」
「パパにはいつもお世話になってるし!
それに、パパ達よりは収入はいいわけだし……」←
「「おい……」」
((事実とは言え傷つく……))←
「服、無事に届いたならよかったよ……」
「あぁ、ありがとなゆり。
ふく届いた後、何度か着てみたよ。」
_数日前…
_ピンポーン
「ん?宅配便か?」
『何だろうね!』
ソファーでくつろいでいた太輔と百合、インターホンが鳴り太輔は玄関先へ
_ガチャッ「はーい……」
「こんにちは、宅配便です。」
「どうも、お疲れ様です。」
ドアを開けると宅配業者の青年が荷物を持って立っていた。
「こちらにサインをお願いします。」
「……はい、」
サインをし荷物を受け取る太輔、ちなみに宛先は匿名になっていた。
「……。」
(匿名……誰からだ?
でもこの文字……まさか……)
「それじゃ失礼いたします。」
「お疲れ様でした。」
太輔は宅配業者を見送ると荷物を持ってリビングに戻った。
『ねぇねぇ太輔!何が届いたの?』
「さぁな……匿名になってんだけど、この文字……ゆりっぽいんだよな……」
『あーその可能性は高そ!
いくら業者とは言え、ゆりの個人情報バレる可能性あるしね』
「とりあえず、開けてみるか……」
太輔はカッターでダンボールを切っていく。
そして中身は……
「……。」
『おおお!!』