第18章 ☆Story16☆ 海デート?
『おおお!!』
「……ゆりからか、」
ダンボールを開けると洋服ブランド店の袋とゆりからの手描きメッセージが添えられていた。
【パパへ
買い物の途中でパパに似合いそうな靴を見つけて一式揃えてみました。
後、誕生日の時はちゃんとプレゼントできなかったのでそのプレゼントです。
よかったら休日とかに着てみてください。
ゆりより】
「わざわざ服を送ってきたのか……」
『我が子ながら、ええ子やぁ……
ゆりくらいの私たちからは想像つかないよ!』
「そうだな……このブランド、そこそこいいところじゃなかったか?」
『ゆりったら、もう親孝行しようとしてるみたい笑
ねぇ!せっかくだから着てみてよ!』
「っはぁ?今かよ……」
『いいじゃーん!娘がパパに選んだ服早くみてみたいんだもーん!!』
「っはぁ……わかったよ。
部屋でちょっと着替えてくる……」
太輔はため息をしつつゆりが送ってきてくれた服を一式持って自分の部屋へ着替えに向かった。
『ふふっ!
ホントは太輔、嬉しくてたまらないんだろうなぁ♪
今頃ニヤついてたり笑』←
太輔ルーム
「……見事に俺が好みそうなものをチョイスしてんな(苦笑)
てか、総額いくらだよ……」
太輔は服を一通りベッドの上に並べてみたが、どれも太輔が好むものばかりだった。
だがふと太輔はこの服の合計金額が気になった。
ちなみにタグは全て外されている。
「……ま、せっかくゆりが選んでくれたわけだし、着てみるか。」
太輔はゆりの選んだ服を試着することに。
それから5分ほどが経ち……
『太輔、まだかぁ……_ガチャッ
あ、きた!!』
太輔が部屋から出てきた。ちなみに靴も履いている。
「……どんな、感じだ?」
太輔はちょっと照れ臭そうにしていた。
『めっちゃいいじゃん!凄くかっこいい!
なんか、若返った感じもする笑』
「俺も心なしか、そんな感じする……(苦笑)
こんな洒落た服着るの、大分久々だな……」
『でも似合ってるからいいじゃん!』
「……あぁ(微笑)」
『ふふっ♪』
(凄く嬉しくてたまらないんだね太輔♪)