第18章 ☆Story16☆ 海デート?
「っ……三船、さん……」
「……お前は、どうしたいんだ?」
「え!?」
「お前は、どうしたいんだ?
お前が決めないと、肩がつかねぇんじゃねぇか?」
「っ……」
憲吾を見上げたまま固まるゆり。
「っ私は……」_チラッ
ゆりはふと太輔たちがいる方へ目を向けた。
「っ……ちょっと、パパ達とお話がしたい……です……」
(一旦パパ達のところに行って心を落ち着かせよ……汗)
「……わかった、なら行ってこい。」
憲吾は同時にゆりとタイスケから手を離す。
そしてゆりは少し名残惜しそうにしながら太輔達の元へ向かった。
「っパパ……!」
「……っゆり、急にどうした……
あっちで遊んでたんじゃ……」
太輔は驚いた様子でゆりを見た。
「お!
逆ハーレムに耐えきれず逃げてきたか?笑」←
「どー見てもあいつらの空気に耐えられずだろ。」
一方で陸と和真は対照的な反応を見せた。
「っちょっと……色々ありすぎて(苦笑)」
「そんでパパのとこが恋しくなったのか?笑」
「……。」
太輔は目をパチクリさせながら娘を見ていた。
「人気アイドルは大変だな……いろんな奴に好かれて。」
「っ別にそんなん、わけじゃ……」
「でも気まずくなって俺らんとこ来たんだろ?」
「っそれは……」
(そりゃあ、気まずくなったのは事実なんだよなぁ……汗)
「ま、気が済むまで俺らのとこにいてはいいから。
……コイツも内心嬉しいだろうからな笑」
「っ九条……!」
「ふんっ笑」