第18章 ☆Story16☆ 海デート?
ゆりside
「藤ヶ谷さん、遅いn‥「ゆりちゃあああんっ!(涙)」え?……_ギュウウ!!…っちょ!///」
タイスケの声が聞こえたと思った矢先、突如タイスケに抱きつかれるゆり。
「っ藤ヶ谷さん急になんですか!?///」
「俺めっちゃいじめられたぁ!(涙)」←
「は、はぁ……?汗」
『それは君の自業自得でしょ……しかもちゃっかりと抱きついちゃって……』
「うぅぅ……涙」
「……汗」
(この様子だと、和真君やパパに色々言われたのかな……)
ゆりがどうしていいかわからずにいると、ようやくタイスケがゆりから離れた。
そしてゆりのほうを眺める。
「……。」
「っ……藤ヶ谷、さん……?」
またもやキョトンとさせるゆり。
「……さっきの、続きだけどさ……」
「ぇ……?」
「……。」
タイスケside
あまりの怖さのあまり思わず走り出しちゃった俺、
出た先にはゆりちゃんがいて俺は思わず抱きついてしまった。
もちろんゆりちゃんは凄いびっくりしてた。
「っ藤ヶ谷さん急になんですか!?///」
「俺めっちゃいじめられたぁ!(涙)」
「は、はぁ……?汗」
俺の嫌われ度ハンパねぇよ……涙
「うぅぅ……涙」
「……汗」
虚しくも女の子の前で泣いちゃう俺……って!
こんなのめっちゃカッコ悪いじゃん!
早く『キング・藤ヶ谷』に戻らなきゃ!←「「自分で言うんかい」」by.キスマイ
タイスケは一旦ゆりから手を離し、ふとゆりの姿を目にする。
目の前には水着を綺麗に着こなすゆりの姿、
長い手足は他の女の子たちよりはるかに優っていた。
思わずタイスケは言葉を吞むが……
「……。」
「っ……藤ヶ谷、さん……?」
……水着姿チョーゼツ可愛すぎなんですけど……。←
「……さっきの、続きだけどさ……」
「ぇ……?」
「……。」
(少しは、カッコいいとこ見せないとだよな……)