第18章 ☆Story16☆　海デート？

「ぬ、ぬいぐるみ……」
（なんかお義父さん、めっちゃシュールな絵……←
てかユウと色違いじゃねこれ！？）



「……これ、ゆりのお母さんのぬいぐるみ。
なんか最近、裕太さんから貰ったみたい笑」



「へ、へぇ……」
（っまさか……こやつもユウと同じで喋るんじゃ……）←



「……何ジロジロ見てるんだ？」



＿ﾋﾞｸｯ「い、いえ！ゆりちゃんが持ってるのと似たようなぬいぐるみだなーって汗」



「あぁ。元々、裕太君と桂木君がそれぞれ妻に渡したものだからな……色違いで。」



「そ、そう……なんっすか……」



「……あぁ、」



「……。」



微妙な空気が流れる太輔とタイスケ。



「……さ、さぁ！準備は整ってるわけだし、早くビーチ行こうぜ！？」



陸はその沈黙を破るように声をあげた。



「……そうだな、」



和真は答えると浮き輪を持って浜辺へ歩き出す。



「あれ九条……お前、海で泳げねぇのか？笑」



「ち、ちげぇ！！///
ゆりが万が一溺れないようにだ！！」



「うっそだぁ笑
お前、高校の時も微妙に泳ぎ苦手そうにしてたし！
それに、小学生の時なんて完全に怖がってじゃねぇか笑」



「っ/////」



顔を真っ赤にさせる和真。



「ぷぷっ……笑」



思わず吹き出すタイスケ。



「あぁ？てめぇ何笑ってやがる……（怒）」



＿ﾋﾞｸｯ「ち、ちが！別に俺は笑ってなんか……！」



「あぁん？（睨）」



「っ……ゆりちゃああああん！！（涙）」←



タイスケは思わず走り出してしまった。



「ッチ……にゃろぉ……」



「九条のやつ……大人げねぇな（苦笑）」



「……。」
（今日は俺の代わりにあいつが大方言ってくれそうだな……）←



頭を抱える陸に対し、もっとやれと言わんばかりの太輔。



「……先生、それなりに娘から卒業してくださいね笑」←



「……。」



＿ﾎﾞｿｯ『がんばれ太輔パパ笑』