第17章 ☆Story15☆ 熱い恋の季節のはじまり
こうしてお昼も食べ進め、話は土曜日の話題へ……
「なぁゆり、」
「どうしたの獅衣留?」
「お前本当に藤ヶ谷くんと海行くの?」
「え?……ぅ、うん……」
「好きでもないのにか?」
「ちょいちょい獅衣留〜……それはどういう言い草かなぁ?」
「だってそのままでしょ……どう見ても藤ヶ谷くんの空振r._モゴッ!「しーえーる!」
獅衣留と突如タカシに口を押さえ込まれる。
「っなんすか二階堂くん!」
_ボソッ「俺的にはあの2人応援してんだよねぇ……だから余計なことしないでよ。」
「っ今のはゆりのためをおもっt‥_モゴッ「まぁまぁ、どうせ獅衣留たちも行くんでしょ?
俺たちは第三者目線で楽しもうじゃん♪」
「っ……千賀くんまでぇ……」
ニカ千コンビは完全に2人の恋路を楽しんでいたのだった。
「っちょいちょいゆりちゃん、ちょっといい?」
タイスケはゆりを手招きする。
「ぁ、はい……」
ゆりは言われるままにタイスケについてく。
2人は会議室の外へ、
「ねぇねぇ……なんであんなに話広がってんの?(苦笑)」
「さ、さぁ……?(苦笑)
まぁいいじゃないですか、大勢の方が楽しいですし。」
「もぉ……土曜はなんか三船たちも来るっぽいし……せっかくの海デート台無しじゃん……」
「……。」
(私的にはそれでもいいんだけどなぁ……)←
2人が会議室前で立っていると……
「あ、ゆりさんと藤ヶ谷さん……こんなところでどうしたんですか?」
「ぁ、財前寺さん……ちょっと色々と(苦笑)」
海斗が会議室の方に戻ってきた。
「……?
お昼ご飯の方は済ませたんですか?」
「いえ……まだ少し残ってて……藤ヶ谷さん、そろそろ戻りましょうよ。」
「……うん……」
3人はこうして会議室に戻ろうとしたが……
「……あ、ゆりさん、」
「……?」