第17章 ☆Story15☆ 熱い恋の季節のはじまり
『ゆり……今でも海とか苦手?』
「さぁな……さすがに怖いってことはねぇとは思うけど……」
『ゆり、運動神経はいいんだろうけど、泳ぎは苦手ってなったらめっちゃ可愛いよね笑
何もかも完璧すぎるのはあれだしねぇ……』
「そういうもんか?」
『そうよ!
人間は誰でも1つくらい苦手分野あった方がいいのよ!
その方がより一層モテるの♪……あ、パパ的にはこれ以上モテない方がいい?笑』
「っ……別に……」
『(笑笑)』
_翌日、ゆりside
この日は新番組の打ち合わせ日となっている。
打ち合わせは10時からとなっており、涼介が迎えに来ることになっている。
ゆりは朝ごはんを食べ終え、身支度を整えた。
『にしても、ドルチェメインとはいえキスマイにブラッシュにバタフライ……
めっちゃ人多いねぇ〜』
「ホント、凄いよ(苦笑)
ローテーション形式とはいえね。」
『モデルーキーの進化版ってことは、胸キュンシアターもパワーアップするってことかな!?』
「……さぁね、キスブサみたくなるのかな……」
『それは打ち合わせの内容次第ってことだね笑』
「だね……あ、今日はユウ留守番ね?
今日は番組の打ち合わせだけだから。」
『わかった!お昼は?』
「お昼は多分向こうで食べてくるようになると思うから、好きなの食べてていいよ。」
『は〜いっ』
「……あ、そろそろ集合場所に行くか。
じゃあユウ、お留守番よろしくね」
『うん!いってらっしゃ〜い♪』
ユウに見送られ、ゆりは集合場所に向かった。