第17章 ☆Story15☆ 熱い恋の季節のはじまり
吾郎side
なんか、ゆりちゃんが藤ヶ谷に質問責めされてちょっとかわいそうな状況に……
てか、あの感じを見るとやっぱり噂は本当で藤ヶ谷はゆりちゃんのことを好きっぽい。
てか、見え見え……
ほんと憲吾と正反対だなって思った。
でも、憲吾も何やかんやでゆりちゃんのことが気になってるっぽいし……
あそうだ!
ここはひとつ、藤ヶ谷にお見舞いしてやるか!
憲吾とゆりちゃんが、どれだけ親密だってことを笑←『お前な……』by.憲吾
ちょっくら、このジャニーズ供をギャフンと言わせてやるぜ!←
「……あ、そうそうゆりちゃん!
今日は憲吾の服選んでくれてマジありがとな!」
「え……?あ、はぁ……」
「っ服……選び……?」
ゆりちゃんと藤ヶ谷はびっくりした様子でこっちを見る。
そりゃそうだよな笑
「そっ!ゆりちゃん、マジセンス良かったよ〜♪」
「……。」
ほんと藤ヶ谷ってテレビで見るよりわかりやすい奴なんだな……ゆりちゃん絡みになると……
藤ヶ谷は眉間にしわを寄せていた。
明らかに憲吾に対して嫉妬してると思う。
もうちょい言ってみるか……
「ゆりちゃん、たった30分で憲吾に似合う服選んでくれてよぉ……しかも!
憲吾もめっちゃゆりちゃんに似合う服選んでたし♪」
これでどうだ!
ゆりちゃんが憲吾の服を選んだだけじゃなく憲吾もゆりちゃんの服を選んだって聞いたら、
藤ヶ谷のやつ、どう反応するんだろうな笑
「っ……てか何で、お互い服選び会う必要あんだよ……自分で、決めればいいじゃんかよ……」
藤ヶ谷は口元を引きつらせながら話していた。
一応余裕を見せようとしてるみたいだが、明らかに動揺している……。
「っおい……吾郎……」
「いいじゃんかよ憲吾!」
「なぁ?ゆりちゃんも!」
「え!?……えっと、はぁ……(苦笑)」