第17章 ☆Story15☆ 熱い恋の季節のはじまり
「っ……汗」
「なーにそんな顔引きつらせてんだよ笑」
「大方、お前のせいだろ藤ヶ谷。」
「っるっせぇ北山!……てか、」
「後ろに見たことない人達いるね〜……」
ゆり達が視線を向ける先にはタイスケ、ヒロミツ、ユウタの
キスマイフロント3人組がテーブル席に座っていた。
そしてタイスケは憲吾と吾郎の存在に気づいた。
「はぁ……(汗)」
(しかも藤ヶ谷さんいるし……)
ゆりはため息をついた。
「まぁまぁゆりちゃん、
席は好きなところでいいk.「マスターマスター!俺らのテーブル席の隣で!」
ゆりちゃんのことになると、君は強引になるね(苦笑)
そこの席はどうだい?ちょうど景色もいいところさ。」
「まぁ……じゃあそこで……」
_ボソッ「やっべ……マジでジャニーズオーラパネェ……汗」
「……。」
(アイツ、あの時の……
『俺の彼女ですよ?(微笑)』
『……ゆりちゃんのことが好きだよ。
会った時からずっと……』
やたら彼女に告白してたやつか。)←
以前借りたDVDで吾郎とタイスケのことを見ていたが、
憲吾のタイスケに対するイメージは「やたら告白する奴」らしい……。
こうしてゆり達はタイスケ達が座るテーブル席の隣へ座ることに。
ちょうどテーブルが窓際にあるので東京の街並みが見渡せるよう設計さてている。
「……ゆりちゃん、彼らは?
新人のモデルか何か?」
ヒロミツは少々警戒しながら問いかけた。
「えっと……この人達は私の知り合いの方です。
……お二人は高校3年生でしたっけ?」
「あ、あぁ!ピチピチの高校3年生!」
「……。」
「……ここは一般人が来るところじゃねぇだろ」
「っ……私が連れてきたからいいんですー!」
「まぁまぁ北ミツいいじゃん、ゆりちゃんが連れてきたってことは
そんな危ない人たちってわけじゃなさそうだし」
ユウタはヒロミツをなだめるように言う。
_ボソッ「やっぱり俺ら、場違い?汗」
_ジッ…「……。」
「だろうな……」
憲吾はタイスケの視線を感じながらも答えた。